1.姉妹としてのシスター
英語の「sister」の直訳にあたり、両親もしくは片親が同じ血縁もしくは戸籍上の縁にある女性を指す。
区別する場合、姉であれば「older」、妹であれば「younger」をつける。
きょうだい間の恋愛を示唆する作品のタイトルなどに冠されることが多いが、
実際に姉妹をシスターと呼ぶ場面は非常に少ない。
また同じアイコン上にあったり特定の活動を共にしている女性群(アイドルなどが多い)を
姉妹関係になぞらえて主に第三者から呼ぶ場合もある。
この場合複数形のシスターズがよく使われる。
2.修道女としてのシスター
定義
キリスト教下において宗教を修めるため禁欲的な活動をする「修道士(monk)」のうち、
女性を指す「修道女(nun)」の中において、教えを乞う側の若く未熟な者を指す。
年配で教えを説く側は敬意をこめてマザーと呼ばれる。
多くは女性のみの修道院で共同生活を送っている。
服装
黒または紺を基調として肩から首にかけて白をあしらったローブ状の衣服(トゥニカ)を着用し、
白い頭巾(ウィンプル)で髪を隠し衣服と同色のベールをその上から被るのがよく知られている。
多くの場合首から十字架を下げて描かれる。
動き回る場合はベルトのように腰をひもで縛るなどする場合もある。
性的な意味でのシスター
神に仕える者であり、男性および外界と接触を断つことから、
日本における巫女や尼のように清純・背徳感のセックスシンボルとしてキリスト教圏では人気のアイコンである。
また同時に女性のみの空間で過ごすため性欲を持て余している理由付けが安易で、
レズビアンやオナニーといった男性を排除したセックス描写との相性が非常にいい。
体型の出にくい服装が基本であるため多くの創作においては肉感を出すため、
キャラを巨乳にする、あるいはエロチックな(スリット入り・ミニスカ・タイトドレス型などの)
改造修道服を着せるなどボディラインを出す工夫をしている。
悪魔祓いに動員されることもあるためか悪魔や怪物と戦う描写も多く、
当然敗北して異種姦やアヘ墜ちする展開も王道である。