ただ執拗に 飾り立てる 切り落とされると知りながら ただ執拗に 磨き上げる 切り落とされると知りながら 恐ろしいのだ 恐ろしいのだ 切り落とされる その時が 切り落とされた その髪は 死んだあなたに 似てしまう 髪も爪も みな宝物のように 美しく飾り立てるのに なぜ自らの体から切り離されただけで 汚く不気味なものとなってしまうのだろう 答えは簡単 それらは全て 自らの死した姿に ほかならないからだ | 少年院タケ夫