金粉(きんぷん)とは | ニジエのエロ用語辞書『大性典』

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莉嘉ちゃんドロドロ金粉まみれ

金粉

きんぷん

ここでの金粉とは女性を金色に染めてそれにより強調される肉体美や染められるシチュエーションに性的興奮を得るものを指す。

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魅力


人体の肉体美と黄金の輝き質感の融合
女性の柔らかな肉体美と金の硬質で怪しい輝きが合わさり人の心を掴む性的魅力となる。
更に塗り固められていく過程、女性の反応に魅力を感じる向きもある。
さらには固め属性として人体の固形物化の一つとして扱われる場合もある。

その歴史


古来より黄金の輝きは人々を魅了してきた。人の身を装飾する様々なモノにも金は使われてきたがそれを金粉にしてオイルと混ぜ肌に塗りつけるいわゆる金粉ショーの形態がいつ確立されたかはようとして知れない。
近代に入り記録に残る限りでも19世紀ごろより見世物として金粉ショーは行われていたようだ。
伝説がある。金粉を全身に塗ると皮膚呼吸を妨げられ死に至るというというものだ。
実際、人が皮膚呼吸ができず死ぬことは無い。が、ショーのインパクトを高めるためか頻繁に繰り返し言われてきたため大変流通した伝説となっている。皮膚呼吸は心配なくとも発汗には問題が出るため熱中症になりやすくそれで倒れた人を皮膚呼吸不全と勘違いされたとも。
驚くべきことに現代日本のお祭りでも金粉ショーが催されている例がいくつもある。
そしてここニジエでも金粉を題材にしたエロスが有志により追求されているのである。

金粉系の登場する作品の紹介など(多少はネタバレ有り注意)



【ゴールドフィンガー】
 間違いなくもっとも有名な金粉モノ登場映像作品。世界一有名であろうスパイ007の娯楽大作映画第三弾。
 まずオープニングタイトルで暗闇の中佇む全身を金に塗られたグラマラスな半裸女性の肉体に主題歌に合わせるように次々と映像が投射される。様々なポージングを見せながら最後はタイトル通りの金に塗られた指を写してオープニングタイトルは終わる。
 開けて舞台はマイアミのリゾートホテル。休暇中の主人公ジェームズ・ボンドはプールサイドで(先程のオープニングタイトルで金粉モデルを務めた)女性にマッサージなどしてもらいながらすごしているとプールサイドの賭けトランプで異常に勝っている男の尻尾をつかんでほしいとの依頼を受ける。
 イカサマのタネは簡単、相手のカードの見えるホテル部屋から手下の女性に補聴器と偽って身につけた受信機へと情報を送らせていたのだった。007は現場を押さえるとイカサマ師大富豪ゴールドフィンガーに警察沙汰を逃れたければワザと大負けするよう脅迫。大人しくも大負けし心中激おこのゴールドフィンガーを尻目にホテル部屋にいた黒ビキニのブロンド美女ジル・マスターソンをコロッと落としてお持ち帰りするのであった。
 その夜、裸ワイシャツ的な姿のジルとベットでいちゃついている(ジルの脚線美は見事であった)と電話が。この男、彼女といちゃつくのにかまけて男友達との約束をすっぽかしていたのである。改めて明日会おうと話しているとジルは自分の金髪を一房手にするとそれでボンドの耳をこちょこちょとくすぐりながら「できるだけ遅くして♡」(リア充バカップルめ!)007はジルを脇に押しやり通話を終える。そこで酒がきれているの気づき。そんなものはいいからいちゃつこうという彼女から離れ冷蔵庫へとキッチンに入ると突如背後から襲撃され007は失神する。
 どれだけ時間がたっただろうか…007が気が付くと部屋は薄闇に包まれていた。ジルの名を呼ぶも返事は無い。ベットルームに入り明かりをつけた007が目にしたものは全身を金で塗られ物言わずベットにうつぶせに横たわるジルの姿であった。横たわる彼女に近づき首筋に手をあて脈を確かめるが伝わってくるのは冷たい金の感触だけだったようだ。
 007は電話で状況を報告する。
『女性が死亡した。黄金だ…全身に黄金を塗られて死んでいる』
 これが世に最も有名な映画での金粉シーンである。
 不安の種を残しつつも甘美なイチャラブシーンに移行。それの突如終了から一転しての残酷だが美しい金粉女体登場は強烈なインパクトを視聴者に与える。この映画のこのシーンをもって女体×金粉との鮮烈な邂逅となった方も多いのではないだろうか。(これ書いてる人とか)
 演じるのはShirley Eaton嬢。豊かな金髪とスレンダーな肢体、澄ましているときつそうだが表情をゆるめると途端に可愛げがでる魅力的な女優さん。悲劇的な役柄ながら部屋にひっそりと横たわる金粉塗りの彼女はそうなったいきさつをも忘れさせるような突出した魅力をはなった。
 ちなみに原作小説には直接金粉を塗られた女性が登場シーンは無く、映画の見せ場を増やすためのオリジナルシーンである。撮影にさいして皮膚呼吸の件は一応大丈夫と思われてはいたが念を入れお腹だけは塗らず、医師も待機していた。彼女の撮影へのコメントは「塗って演じるのは楽しかったけど、終わって塗装を落とすのがとんでもなく大変」
 映画撮影外にも雑誌『LIFE』誌の表紙を飾るためまた一度金粉姿になった。そのさいに撮影された赤いソファーの上でポージングする姿は金粉好きなら一見の価値があると思う。
 オープニングとエンディングで登場する金粉モデルを務めるのは本編でもちょい役で出演するMargaret Nolan嬢。この映画はエンディングタイトルでの彼女の黄金の手で終了する。

【元禄女系図】
 もうなんか色々濃すぎるエログロ時代劇映画。その中のワンエピソードとして殿様の側室の一人があまりの男日照りにペットの犬に慰めを(勿論シモの意味で)得ていたところを発見されてしまう。けしからぬ奴めと言う事で申し開きの場で取り押さえられ即、全身金粉塗りつぶしの刑へ。男女混合大勢に取り押さえられ着物を剥がれ全身片っ端から金に塗られるという壮絶にご愁傷様な側室(役の女優)。おまけに全身金色の変わり果てた姿を自分自身でも眺めながら皮膚呼吸できずゆっくりと衰弱して果てるがよいと四方に鏡を置かれた部屋に放り込まれる。側室が死を(前述のように死なんのだが)回避するために殿様に持ち掛けた取引とは? そんな感じのエピソード。お城の姫(側室)も大変だね!

【電送人間】
 昭和三十年代前半という前述ゴールドフィンガーより先の邦画、東宝特撮系怪奇ミステリー作品の中に金粉ショーの描写あり。事件調査の一環で刑事の知り合いと共に主人公がやってきたのが《キャバレー大本営》。ボーイは日本陸軍兵士、ホステス達は海軍風ミニスカセーラー服、密貿易を疑われる経歴の怪しい経営者が営むこのキャバレーのその日の出し物が金粉ショー。全身顔まで金色に塗った女性ダンサーが金色のターバンに同じく金のブラとパンツ、濃い青のアイシャドーにきつめの赤いルージュという恐らく昭和キャバレー式金粉ショーのエキゾチックな姿でダンスを披露。

【死霊の盆踊り】
 ある意味絶大な知名度を誇るZ級ホラー映画作品。ホラーとは名ばかりのチープな恐怖要素とこれまたチープで突拍子もなく繰り広げられる裸祭りが延々と垂れ流される(故にスケベ心を刺激されちょっと見てみようと思う者が絶えない為にZ級駄作なのに妙に有名)本作品に登場する死霊の一人は「金を愛した女」。闇の帝王(を名乗る仮装したカンペ持ったおっさん)によって乱痴気騒ぎの為に復活させられた、うら若き金髪ボンキュボンの死霊。ダンスを披露し、帝王に金貨を褒美とばかりに地面に撒かれると這って飛びつく(パンツ一丁で)。「HAHAHA、そんなにゴールドが好きか。ならもっと凄い褒美をくれてやろう」帝王が合図すると逞しき衛兵二人に抱えあげられ何やら怪しい金色めいた液体が(明らかにドライアイスで)ぐつぐつしている大釜の中へ嫌々、金好き女死霊は押し込められてしまう。
「もうよいだろう」と衛兵が女を引っ張り上げると全身が金で塗りつぶされたぴくりとも動かない変わり果てた女死霊の姿が。そんなに金が好きなら金と一体化してしまえという帝王の粋な(?)計らいであった。
全身、頭髪から爪先まで金色の輝きを放つ女体像と化した女死霊は衛兵二人に神輿のように担がれ元居た墓所へとその黄金体の悩ましげな輝きを見せつけながら運ばれご退場。ご苦労様でした。

【三つ首塔】
 日本の誇る名探偵、金田一耕助のシリーズの一作。シリーズ中でもエログロ重点な(残念ながら金粉系登場作品はそんなんが多い)本作に蝶子、花子という退廃的雰囲気を醸し出す双子ダンサーが登場する。本作ヒロイン音寧が正体不明の怪しい男といま彼女が巻き込まれている莫大なる遺産相続の分配でひと悶着(どころか連続殺人事件)やっている一族の正体を探っていく過程で双子ダンサーが出演しているダンス劇場に潜入する。そこで行われていたのが金粉ショー。原作描写では二人は僅かに肌を覆われた部分以外を一人は金色にもう一人は銀色に塗りたて二匹の蛇が絡み合うような官能的なダンスを踊っていたと描写されている。二人の金と銀に輝く顔は人間味のないお面のようで平常時の面影を重ねるのが困難なほどの変身ぶりとも。
ドラマでは衣装を金と銀に分けて体に塗る塗料は二人共金色の金粉ショーとなっている。まだ闇市の残るような時代を舞台にした場末の見世物小屋めいた劇場で行われる実に退廃的な雰囲気の金粉ショー。

【カジノロワイヤル】
 いわゆる1967年版。007作品なのだが、なんやかんや事情があって本流の007とは一線を画したおちゃらけ番外編的映画作品。版権やらなんやらで七面倒臭いことになった腹いせとばかりにやりたい放題的にとんでも展開が盛り込まれた本作のクライマックス、カジノでの大乱闘のさなかに男の一人がカジノの壁一面の大鏡に放り投げられるとそれはマジックミラー。マジックミラーを叩き割って男が乱入したその向こう側にあった部屋で行われていたのがなにやら金粉ショーの準備会場的な場所。読者諸兄も何を言っているんだがイマイチわからんと思われるだろうが、かなりの部分ノリと勢いで突き進んでいくこの映画は考えるな感じるんだ的なノリで見ていないとやってらんない。実際、乱闘会場はスパイ、マファイア、警察、軍隊、空挺インディアン、オランウータン、馬、で大変な状態。乱入した男は金塗料を塗りたくったモデルさんたちに手じかにあった物をぶつけられたりして退散。金粉モデルたちも一瞬で出番終了。ゴールドフィンガーで話題になっていたし俺たちの映画にも出してやるぜ金粉女、みたいな感じで盛り込まれたんじゃないでしょうか多分。

以上、参考や暇つぶしや絵描きに際してのインスピレーションの元になれれば幸いであります。
全ての性癖に善き幸のあらんことを!

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