語源はシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』に出てくる悪戯好きな妖精・パックに愛称語尾「sy」がついたパクシーがなまったもの。
貧しい者のために夜中こっそり仕事をし、ボウル一杯のクリームとリンゴ一個を平らげていくとされる。
その一方で怠け者を懲らしめるためにつねったり、時にはポルターガイスト現象を引き起こしたりとやんちゃ。
また一晩中馬を乗り回して「ガリトラップ」と呼ばれるミステリーサークルを作ったり（翌朝馬のたてがみとしっぽを結んで返す）、夜に遭遇した場合には時間がわからなくなる程の長時間踊りに付き合わされる。
また人間の子供を盗んだり取り替えたり…という割とシャレにならない悪事も働いている。
とは言うものの、きちんと善意を向ければそれに見あった善行を返してくれるのであまり邪険に扱わないように。
エロ方面では女神転生のピクシーが主。ファミコンの女神転生2から登場し、近い種族にツンツン頭のハイピクシーもいる。
序盤に登場する悪魔（女神転生では超常の存在は大体悪魔扱い）としては定番で、回復手段や魔法による攻撃手段の乏しい時期に重宝する。献身的な態度と可憐さから「俺の嫁」宣言をするプレイヤーも多い。
公式も大正時代を舞台とした「葛葉ライドウ」シリーズの中では和服を着た固有のピクシーが登場したり、最大万能属性攻撃魔法・メギドラオンを修得したピクシー（…と言っても素のステータスはピクシーと変わらないので、威力はそんなに出ない）が用意されたり、真3マニアクスのイベント「古くからの友人」で取り上げられる…と扱いは一介の悪魔でありながらかなり良い方。
