スリープサック(すりーぷさっく)とは | ニジエのエロ用語辞書『大性典』

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ウチのメイド二人スリープサック詰め

スリープサック

すりーぷさっく

読んで字のごとく寝袋をモデルにしたSMプレイ用の拘束具。

一般的には赤ちゃん用やアウトドア用の寝袋を指す単語(スリーピングバッグやシュラフと同義語)でもある。

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その名の通り寝袋と同じく爪先から首まで、あるいは頭の先までスッポリと包んで自由を奪うきつく頑丈な袋。
別名ボディバッグ。
革製のものやラバー製のもの、そのまま人を詰めるだけのものや、セットのベルトで上からギチギチに緊縛するものなど様々あるが、
本項で主に取り上げるのは、"インフレータブルスリープサック"と呼ばれるタイプである。

インフレータブルとは、一般的には空気を詰め膨らませて形を作る道具や構造物全般を指し、身近な所で言えばゴムボールに始まり、浮き輪やゴムボート、水難用のライフジャケット、血圧測定器、遊園地等にある風船の滑り台やトランポリンといった遊具もこれに当たる。

このインフレータブルスリープサックもそれらと同じく中空構造になっているゴムないしラバー製の風船であり、
膨らませるとご覧の通り 丁度人を包み込む大きさの筒になる様デザインされている。

ここで注意して欲しいのは、膨らんだ形が棒状ではなく"筒状"である点。つまりは、”内側も膨らんでいる”ので、詰められた者は中で全身をみっちり締め付けられ全く身動きできない状態になる。
膨らませきった浮き輪同様に硬い上に弾力もあるので突っ張っても押し返され、パンパンになるまで空気を詰めると身をよじってもがく事すら困難な程身動きが封じられてしまうのだ。

例えば、サイズが合っていないパンパンに膨らんだ浮き輪を肩の上からいくつもいくつも被せられたら・・・
もしくは、人が丸々入れる特大サイズの血圧測定器に入れられ全身を締め付けられたら・・・等と想像してもらえれば、どれ程の圧迫感と拘束力があるのかイメージが出来るだろう。


これによく似た物でラテックスボールと呼ばれる拘束具もあり、
こちらは膨らむとまん丸いボール状になるが、根本的には同じく詰められた人を空気で圧迫拘束する仕掛け。



どちらも日本のSM業界ではあまり見かけなかったアイテムだが、近年は全身拘束フェチな変態紳士達(筆者含む)の間では密かに認知が広まっている。

そしてイラスト投稿SNS上でのスリープサックの大半は、膨らみきった上からさらにベルトで縛られた姿が描かれている事が多い。
これはベルトで締める事で見た目の束縛感も増す他、スリープサックの容積が減り、その分ベルトが無い部分に空気が逃げる為より圧迫が強くなる事を狙った用法と推測される。
また筆者個人としては、スリープサックの形が段々になりまるで足が無い芋虫の様な、あるいは大蛇や極太の触手に全身ぐるぐる巻きにされているかの様な姿が大変嗜好をくすぐられる。



一方海外のBDSM界隈では”インフレータブルを用いた圧迫拘束”という手法自体がそこそこメジャーらしく、
上半身だけ、または下半身だけを拘束するラテックスボールや、頭や手を覆うインフレータブルマスク、
一応手や足があり最低限の身動きは出来るボディスーツもあれば、
逆に某SF映画の冷凍刑よろしく頭まで完全に包み込んでしまう分厚いスリープサックもある等、
非常にバリエーションが豊富である。

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