クラシックチュチュ(くらしっくちゅちゅ)とは | ニジエのエロ用語辞書『大性典』

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クラシックチュチュ

クラシックチュチュ

くらしっくちゅちゅ

クラシックバレエにおいてバレリーナが着用する特徴的衣裳

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 クラシックバレエにおいてごく標準的なバレリーナの衣裳にして、バレエというジャンルそのものの基本イメージと差別化に重大な影響を及ぼしている衣裳。

 最大の特徴はスカートの裾が傘のごとくハネ上がっている点にあり、これによってパンチラを踊りの中で多発させることが可能になっている。現代のバレエにおいては、バレリーナが直立している状態で観る側のアイレベル(観る側の視点の位置)がスカートの裾位置と同じでも股間が見えないというのがだいたい一般的である。エロゲーや萌えアニメにおいて女の子が標準的に装着しているマイクロミニスカートとほぼ同じようなものと考えても良い。ただし、身体の上下運動・回転運動等によっても容易に裾が動くため、マイクロミニよりはパンチラは発生しやすいかもしれない。

 クラシックチュチュという形態が生まれた頃の本来の裾位置は膝のすぐ上あたりだったのが、長い年月を経ていつのまにか現代のような状態に至った。これはバレエという芸術表現の送り手と受け手の間の暗黙の了解によって自然にさりげなく「進化」した結果であると推定される。

 バレエにおいてこの衣裳は独特のポジションを持っており、例えば作品のヒロインであれば、役柄に関係なくこのクラシックチュチュを着用してしまうといった習慣が定着している。本来であればこの世の存在ではない「妖精」や「昼間は白鳥で夜は人間に戻る処女」などといった人外的な存在にこそマッチングするファンタジックな衣裳だったはずが、「眠れる森の美女」のオーロラ姫や「コッペリア」のスワニルダといった普通の人間の役柄でもスカートがハネ上がったこの衣裳を着けてしまう。

 つまりクラシックバレエの演劇空間にはある種の「力」が作用していて、歴史的背景などといったリアリティ要素を捻じ曲げてこの衣裳を強制的に着用させられてしまうらしい。いわばクラシックチュチュはバレリーナの制服と化している。それはヒロインの踊りがこのバレエ独特の衣裳=意匠によって一定の「視覚的効果」をもたらすことを最優先にした結果であると言えよう。そしてこの発想はマイクロミニを「制服」化したエロゲーや萌えアニメのデザインの姿勢と本質的には同じなのである。

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