そのため、ヤフオク!などでは何年も前から手描きイラストが高値で取引されており、また近年は手描きのイラスト色紙を同人誌即売会(イベント)で頒布する者も現れ、人気サークルになると、色紙だけで1イベント10万円以上を売り上げたりしている。
いくらでもやり直しの効くデジ絵と違い、アナログ絵は失敗したら「それまで」か、あるいはその失敗を生かす・使う方向で絵を仕上げねばならないため、絵の上手さだけでなく、画材の扱いに長けていなければ、良いアナログ絵を描くことは出来ない。
なお、イベントでは、作家にスケッチブック(スケブ)・色紙へのイラストやサインが求められる事がある。多くの作家は気さくに応じてくれるが、中には転売などを嫌い、受け付けていない作家も少なくないので、頼む側には、気後れせずに頼んでみる気の強さと、断られても明るく承諾出来るあきらめの良さとが求められる。